2007年11月26日

ラットの下丘スライスにおいてタウリンはグリシン受容体の作動薬である

Taurine acts as a glycine receptor agonist in slices of rat inferior colliculus.

Xu H, Wang W, Tang ZQ, Xu TL, Chen L.
Auditory Research Laboratory, School of Life Sciences, University of Science and Technology of China, Hefei 230027, China.

Hear Res. 2006 Oct;220(1-2):95-105. Epub 2006 Sep 1.
http://dx.doi.org/10.1016/j.heares.2006.07.005

ラットの下丘をスライスし、下丘ニューロンにパッチクランプをかけ、自発活性とcurrent clampによる電圧応答を記録した。
タウリンを灌流させたところ(たぶん電極から?)、自発活性とcurrent clampに対する応答が減じた。
グリシン受容体の阻害薬であるストリキニンによって、その効果はブロックされた一方、
GABA(A)受容体の阻害薬であるビククリンによってはブロックされなかった。
このことから、タウリンは、下丘においてはグリシン受容体の作動薬として振る舞う事が示される。


これは、私にとって目からうろこな結果だ。
耳鳴発症後、2週間後位に初めて音が軽減した日があったのだけど、その理由がずっと気になっていたんだ。
その日の前日、実はアワビを1匹丸ごと食べていたんだね。
アワビには大量のタウリンが含まれており、それがICに作用した可能性があるのではないか、と。
(とは言っても、その後アワビをもう一度食べたのだが、そのときは効果無かった。)
今後、タウリンを積極的に摂取してみることにする。

耳鳴り治療は、GABA受容体作動薬ばかりに注目が行っているけど、グリシン受容体作動薬にも可能性があると思うよ。

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